『がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法』
「はじめに」よりも前のページに、
努力しても報われていない、すべての人へ
と書かれている、なかなかインパクトが強い本。
努力・気合・根性という精神論でなんとかしようとするのではなく、習慣化やしくみづくりで結果を出そう、という内容です。
ステップ1 意思の力には限りがある
ステップ2 発想を転換する
ステップ3 シンプルな習慣ときっかけを決める
ステップ4 無意識の力を引き出す
ステップ5 習慣になるまではご褒美を用意する
ステップ6 やろうと決めたことは宣言して予約する
ステップ7 一定のリズムで同じ行動を繰り返す
ステップ8 やったことを記録する
ステップ9 夢をかなえるためにガンバらない
ステップ10 得意なことを見つけて意志力の消耗をおさえる
この項目を見ると、「あー、目標を達成する系の本によく書かれているようなやつね」と思う人もいそうですが、ストーリーが読みやすく、かつ、登場人物たちがもれなく脱力系なので、ゆるゆると楽しく読めます。
ステップ3の「シンプルな習慣ときっかけを決める」に出てくる人なんて、「美人とすれ違ったら腕立て伏せをする男」ですよ。たしかにすっごくシンプルだし、自分の欲望にも忠実だから「よし!やるぞ!」なんてがんばらなくても実行できそう。
という感じで、サクサクっと読めるわりに内容が頭に残りやすいので、この本、来年の目標を立てる前に読むのにちょうどいいかもしれません。
またしても三日坊主になる前に、がんばらずに結果を出すための方法を取り入れてみませんか?
がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法 [ 川下和彦 ]
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