『私は今日も私を信じる 「自分だけの魅力」の磨き方』
「他の人と比べたら私なんて…」「あの人は私と違って特別だから…」と思ってしまう人におすすめの本。
高校の入学金すら払えずアルバイトをしていた著者、ジョン・センムルさんが、メイクアップアーティストを経てKビューティーの先駆者と言われるようになったのは、 自分を知って自分を信じるところから始まった。
◇Chapter 1
未来を具体的に描く
夢が現実になる人生ロードマップ
◇Chapter 2
スタートラインを定める
すべての未来は“今の私”から始まる
◇Chapter 3
人生肯定感を高める
人生ロードマップで近道を探す方法
◇Chapter 4
本当の幸せに近づく
別々に、そして、一緒に愛する方法
時間もお金も心の余裕もなかった17歳の頃から、
卑しい現実ではなく、新聞や雑誌の整った美しいイメージの中で生きたかった。
と、スクラップブックで「理想」を作ったり、
幼な心に、私だけでも、“いい人”になりたいと思った。しかし、どうすればいい人になれるのか分からない。まずは自分のいる場所をいつもすっきりと爽やかにすることから始めようと決心した。
高校時代いつも笑顔でいることを心がけていたが、私が何よりも切実に望んでいたのは“心の力”を育てることだった。貧しい境遇のせいで心まで貧しくなってしまうのが嫌で、たくさん笑って、堂々と歩いた。
そして、
すごいことを成し遂げる必要はない。誰かに認められなくてもいい。ささいなことをこなしていけば自己肯定感が高まるということを、私は長年の経験から悟った。高まった自己肯定感は必ず顔に現れる。いつしかあなたは余裕と柔らかな印象を持ち、どんな場でも歓迎される存在となって人々を引き寄せるようになる。
お金がなくても、何者でもなくても、こういうことなら自分にもすぐできる、と思わされるようなことがたくさん書かれています。
また、
自分を知らなければ、容姿に執着することになる
終わりなき自己否定は、他の誰かになりたいという切望につながっていく
など、はっとさせられるようなこともちらほら。
読み終わるころには、もっと「心の力」を育てたいと思わされて、いわゆる自己啓発本とは違った形でじんわり心に響く本です。
人と比べてしまうタイプの人には、特にChapter 3はすごくすごくおすすめ。
私は今日も私を信じる 「自分だけの魅力」の磨き方 [ ジョン センムル ]
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