『最高の体調』
「何の不調も感じることなく絶好調!」なんて日は、社会人になってからあったっけ?
残念ながら私はそんな覚えがないのですが、みなさんも毎日なにかしらの不調や不満ってないですか?
そういうことを少しでも減らしたいなー、と思って読んだのがこの本。
鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーションの低下、不眠、弱い意志力など、一見バラバラのように見える問題も、根っこまで下りてみれば実は同じもの。すべては一本の線でつながっています。そして、その線の正体を暴くカギが、「文明病」という考え方なのです。
そんな、文明病による不調を解決するための考え方がいろいろと書かれています。
おなじみの内臓脂肪や腸内環境など身体の働きに関することから、面白いところでいうと、不安定な仕事、体調の衰え、金銭的な問題など、ぼんやりとした不安の原因は、「未来の遠さ」なんてことまで。
人類に備わった「不安」は、目の前に差し迫った危険への対策であり、遠い未来にある危険に対しては、そもそもプログラムが対応していないため不安を感じるのだそうです。言われてみれば、たしかにそうかも。
ちなみに、このぼんやりした不安を解消する方法は、「未来を今に近づける」こと。
未来の自分の身になって考えることができれば、現在の決定が未来に及ぼす影響を実感できるようになる、のだそう。
と、こんな風にさまざまな視点から最高の体調を目指すためのテクニックが書かれているので、自分が気になっていることから手をつけてみるのもいいかもしれませんね。