『人生はあなただけのものじゃない』
一人暮らしの私は自分のためだけに生きているも同然なので、たまにはこういう本を読もうかな、と。
人が幸せになるためには、自分の幸せだけを追い求めていてはいけないということ。(中略)
幸せになりたいなら、自分の幸せではなく、まず他人を幸せにすることから始めないといけない。
(4ページから引用)
…冒頭から耳が痛いです。
(不愉快なやり取りがあった時)人から害を及ぼされたと受け取ることで、自分の不愉快レベルを自分で引き上げてしまっているのだ。(中略)
それと比べて、他人の動機を良いものと取ること、つまり他人もこちらによかれと思って動いていると考える人は、たとえ同じことが起きても、上機嫌のまま過ごすことができる。
(38ページから引用)
自分の不愉快レベルを自分で引き上げている、って改めて言語化されると、わかりやすくて恐ろしいですね。これは多かれ少なかれ誰もがやっていそう。もちろん私も。
知人に、なんでそういう行動をとるのか、私には理解できないちょっと不思議な人がいるのですが、すべて善意から行っていると無理やりにでも解釈すれば、少なくとも私の心の平穏は保たれそうなので、さっそく実践してみたいと思います。
人生とはこの世の中を少しでも良くするためにこそある、と言おう。あなたの周りの人の幸せに貢献すること。そしてあなたがいなくなった後にも残るもののために力を注ぐこと、それが僕の考える人生の意味だ。
(99ページから引用)
何のために生きているのか?と考えていくと、行きつくところはやっぱり「何を残せるか」というところなんでしょうね。
生きている間に答えを出せるものなのかもわかりませんが、「自分の行動は誰にどんな影響を与えるか?」という問いは、いつも頭の片隅に置いておきたいなと思っています。
|