『40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する』
人の自然寿命は38歳だそうです。知ってました!?
どうりで40歳を過ぎてから、身体のあちこちにバグが起こってくるわけです。
そういえば、昔何かの記事で生物学者の方が、「動物は白髪が生えてきたらいつ死んでもおかしくない」という話をしていたので、人間も同じなんでしょうね。
そこで、この本では、
生物学的には、自然寿命を過ぎれば、残りは無駄な人生なのだから、好き勝手に生きたらいいと思う。(中略)
好き勝手に生きるということは、ムチャクチャ生きてもいいということではない。世間の常識に捉われないで、自分自身の規範を立てて、なるべくその規範を守って生きるということだ。
上記が推奨されています。
第1章 人はなぜ生まれ、なぜ死ぬのかーー自分を解放しながら楽しく生きる
第2章 生物の多様性を考えるーー自由に恋愛をしたいものだ
第3章 われわれはどのように進化してきたのかーー新しい自分と出会うために
第4章 40歳からは社会システムを改革するーー個人と社会との関係
第5章 「かけがえのないあなた」を承認するために
- 会社に盾突く人の方が、従順な人たちよりもリストラにあいにくい(すんなり言うことを聞いてくれないから)
- 30代、40代の政治家は自分たち自身の問題として50年先も見通せて、なおかつ目の前の課題も処理することに長けている人も多いはずだから、議員はもう少し若い人も多くならならないとダメ
- 環境問題と食糧問題を一気に解決する切り札は人口の減少
「たしかにそうかも」ということや、極論(だけど、まあそうだろうな)と思えることなど、そういう見方もあるんだなぁと興味深い内容です。
自然寿命をすぎたならば、自分の楽しみをなるべく追求する人生を送った方が得だ。
ということなので、読書のおともにカフェラテだけでなくドーナツも頼みました。
最近の私の規範は「食べたぶんだけ動けば0キロカロリー 」なので、良しとしています。
40歳からは自由に生きる 生物学的に人生を考察する (講談社現代新書) [ 池田 清彦 ]
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