『あなたの潜在能力を引き出す20の原則』
誰かに腕立て伏せを代行してもらっても、自分が力をつけることはできない
ので、この本に書かれていることはちゃんと自分で実行してね、と前置きされている本。
わりと具体的な方法で、なおかつ、「たしかにそうだなー」と思わされる内容が多いです。
例えば、大きな目標に挑戦するとき、
「遠くの星を目指せば、たとえそこまで行けなくても遠くへ行ける」という名言が気に入って壁に貼っています。
妥協するのではなく、大きく考えてベストを尽くすほうがずっといいという気持ちになります。
すべての目標を達成できるとは限りませんが、挑戦したという充実感が得られますし、それによって成長することができるからです。
人に助けを求めるとき、
ノーと言われても失うものは何もありません。それに対し、イエスと言ってもらえれば大きな得をします。
何か問題が起きたときは、
意識の10%だけを問題に向け、残り90%を解決策に向けて、その挑戦を乗り越えるのに必要な行動を起こすのです。
単純明快な理屈ですが、これは実際に効果があります。
にもかかわらず、多くの人はそれとは正反対のことをします。彼らは問題について調査するばかりで、解決策を思いつこうとしないのです。これでは絶対にうまくいきません。
他にも、
「予想理論」を研究している神経心理学者によると、人間は生涯にわたり、実際にそうなるかどうかは別として、なんらかのことが起きると予測しているというのです。言い換えれば、脳がなんらかのことを予想するから、多くの場合、私たちは予想しているものを得ることになります。
だからこそ、ポジティブな予想をすることが重要なのです。
のように、「そういうことなら納得できる」と思えて、粛々と行動に移せることが多く書かれています。
モチベーションを上げて行動させるという自己啓発本とは一味違った本です。
あなたの潜在能力を引き出す20の原則 [ ジャック・キャンフィールド ]
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