『 笑って人類!』
映画にしようと思ったら、長すぎたため小説になった、という話を聞いて読んでみたいと思った本。
爆笑問題の太田さんの小説なんですが、これ、映画で観たいです!絶対に面白い!
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子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。
世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。
笑いと興奮と感動と――。「言葉の力」を信じる爆笑問題・太田光、祈りのような書き下ろしエンターテインメント!
「笑いもので結構! 私の子供の頃の夢はコメディアンだ。偉大なコメディアンになって世界中を笑わせたいと思っていた。今こそそれを叶えてやる」
“マスターズ和平会議”はテロ国家共同体ティグロ代表・ブルタウにより破壊された。
会議に遅刻し、世界に恥を晒したピースランド首相・富士見はマスコミから糾弾され、デモ隊から生卵をぶつけられ、支持率は地に落ちた。
しかし彼は会議を再開するべく、フロンティア合衆国の大統領代理・アンに想いを込めた手紙を送る。
富士見を取り巻く桜を始めとした個性のキツイ秘書たちと、アンと彼女を支える国務長官・ダイアナは、武器ではなく「言葉の力」で、どんな国のどんな立場の人間も置き去りにせず、世界を一つにしようとする。
しかし、両親をテロで亡くしたアンには、ある秘密があった――。
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上のあらすじから想像できる通り、映画化されてもイケメン俳優は1人も出てこず、おじさんばかりのドタバタな話なんですが、むしろそれが観たい!と思わされる面白さ。
三谷幸喜さん脚本のドラマが好きな人は、この小説も好みのタイプなんじゃないかと思います。
ちなみに、どのぐらい長いのかというと、自己啓発本なら小一時間で読める私が丸1日かけて読む程度です。
なかなかのボリュームですが、続きが読みたくなるので、途中で断念するということはなさそう。
映画化したら、この役は誰がやるんだろう?って考えるのもまた楽しい。
せめてネトフリとかでドラマ化してくれないかなぁ。切望。
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