『色気は知性』
人を惹きつける色気に必要なのは、美しさではありません。
必要なのは、内に秘めた知性なのです。(中略)
これは、生まれつきの美人を超えることができる唯一のツールです。
教養は女性が内面から輝けて、生活の充実感も得られ、癒しにもなる。そして何より、一生深めていけるものなのです。
内面からの魅力=色気を手に入れるためには欠かせません。
って聞くと「前々から思ってたけど、私もちゃんと教養を身につけたい!」という気持ちになりますよね。と、同時に「…そうはいってもハードル高そう」という気持ちにも。
でも、この本は「知識、全然ないんですけど」という人も興味が持てそうなポイントを押さえてくれていて、まさに入口という感じ。
たとえば、ゴボウの効能について説明を読んでもすぐに覚えられませんが、
「ゴボウは冬の野菜だから体を温める食材だ!」というようにざっくりと捉えられると、すぐに覚えられ、そこから少しずつ知識を肉付けしていくことができます。
こんな風に、頭の中に残りやすい内容です。
- 食:もっとも身近できらめく教養
- ワイン:飲まなくてもワンランク上になれる教養
- クラシック音楽:聴くだけで磨かれる教養
- 西洋絵画:失われない価値の教養
- 文学:苦悩と色香に惑う共用
どれもとっつきにくそうですが、噛み砕いてわかりやすく書かれています。
そういえば、以前読んだ西洋美術史の本も、印象に残ってるのって、 「美しい男性の裸は神様も好き」 (→だから男性美を追求したギリシャ彫刻が発展した)ってことだもんなぁ。
そういうところから覚えていけばいいのか、というポイントがつかめるので、「何も知らないのってまずいかも…」と思っている人におすすめの1冊です。
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