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ちょっと憧れる生活?『シンプルに暮らそう!ソロー『森の生活』を漫画で読む』

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『シンプルに暮らそう!ソロー『森の生活』を漫画で読む』

 

ヘンリー・デイヴィッド・ソローによって書かれた『森の生活』…のマンガ版。

「シンプルに生きたい」と思っている人、自然が好きな人、忙しくて原作を読む時間がない、という人におすすめです。

 

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『森の生活』は、ウォールデン湖に接する森で自給自足の生活を送り、本当に必要なもの以外すべてを捨ててシンプルに、自然と一体になって暮らす。こうしたソローの生活を「ひとつの実験」と考え、日記に詳細な記録として残した作品。

 

こう聞くと、今で言うところのミニマリストっぽく聞こえますが、ミニマリストというよりも、本当にすべてを削ぎ落として、自然を感じ、自然と一体化した生き方といったほうがしっくりきます。

すべての時間を執筆と読書にあて、例外は豆畑の手入れをする時間だけ、なんて、ちょっとうらやましくなる生活です。

 

信仰と経験から堅く信じているのだが、この世界で生きることは苦行ではなく、遊びなのだ。シンプルに賢く生きてさえいれば。

 

わたしは、本当の豊かさを楽しめる貧しさがほしい。

 

森のなかでは居心地のよさそうな場所に座っていれば、森の住人たちが次々に姿を現す。

 

天国は頭上にもあり、足元にもある。

 

やさしい雨が一度降ると、草の緑が一気に濃くなる。われわれの頭にもいい考えが流れこんできて、目の前が明るくなる。

 

わたしはお金はなかったが、日の当たる時間と夏の日々はあまるほど持っていて、ぜいたくに使っていた。

 

自然にこそ、世界が保存されているということだ。

 

わたしが森へ行くことにしたのは、落ち着いて生き、人生の本質的な部分にだけ直面し、人生が教えなくてはならないことを学べるかどうか確かめ、そして死ぬときに、自分は本当の意味で生きてこなかったと思い知らされるようなはめにならないためだった。

 

わたしは実験から、少なくとも次のことを学んだ。 夢の指し示す方向に自信を持って進み、自分の思い描いた生活をすれば、普段は思いもよらない成功を手にすることができる。

 

絵もシンプルだし文字も少ないので、一見サッと読めてしまいそうに思えますが、書かれているのが上のような文章なので、いろいろと想いを馳せたり考え込んでしまって、読むのに時間がかかるかもしれません。

 

読み終わった後は、「もっとシンプルに生きたい」と改めて思わされます。また、自然の描写もすごく素敵なので、「自然の中で暮らすのもいいかも」なんてことも。

 

ソロー『森の生活』を漫画で読む シンプルに暮らそう! [ ヘンリ・デーヴィド・ソロー ]