『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』
『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』の続編かと思いきや、コロナ危機のせいで前著に書いたことが通用しない状況になったための補足版だそうです。
これだけコロコロ状況が変わると、補足で本1冊できるのもわかります。
- コロナ危機があらわにした日本の家族の問題
- コロナをめぐる権力者共同謀議論を漁る
- アフターコロナには監視管理社会になるらしい
- 剰余価値も生み出せない生産性のない労働者だった自分に気がつく
- 高等教育のオンライン化は教育格差解消に貢献できる
- 官公庁のサイトには公開されているけれど国民の多くが知らない国策
- コロナ危機は「第4次産業革命」実現のための布石
- 世界支配層御用達機関と御用学者が奇妙に道徳的になっている
- アフターコロナの雇用収縮は女性にとってこそ大問題
- 不穏な盛夏にアフターコロナ対策本出版ラッシュ
- 近未来は最悪を予想しておくぐらいが丁度よい
- 消える仕事ではなく「今ない仕事」を考える
- デジタル化の必要性を真に日本人が認識していないのが問題だ
- コロナ危機のために女性の自殺者が増えている!
- 無用者階級になってたまるか!
と目次を書いてみましたが、今回も「わかっていて読める人」にしかオススメできない内容だというのは察しがつくと思います。…ええ、今回もとっても面白いです。
ちなみに、「馬鹿ブス貧乏」の定義は、
- 全人口のうち上位3%の知力の持ち主でなければ馬鹿
- 美貌やプロポーションの良さだけで高収入を得ることができないならブス
- どんな政治的社会的変動があっても、生活が安泰な超富裕層以外は貧乏
だそうです。
つまり、普通のそのへんの人間は、全人口の97%くらいの人間は、みな「馬鹿ブス貧乏」です。不愉快でも受け容れてください。
と。
私は該当していると思っていましたが、それどころじゃないくらいの対象者の多さ。しかも性別も不問ですね(笑)
そんな私たちのために、本のオビの、
「世界はあなたを必要としなくても、あなたが自身が世界に居座れ!」
この居座るための方法が書かれているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
なお、過激なタイトルとは裏腹に、めちゃくちゃ堅実な方法です。
また、前著と同様、今回もいろいろな本が紹介されているので本好きな人にもオススメ。 私の積読も、また増えてしまいました…
馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。 [ 藤森 かよこ ]
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馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください [ 藤森かよこ ]
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