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狙い目は自社とAI開発会社をつなぐポジション『“経験ゼロ”から始める AI時代の新キャリアデザイン』

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『“経験ゼロ”から始める AI時代の新キャリアデザイン』

 

AIを活用できるようになれば、個人としての市場価値は一気に高まる

って言われても、今の仕事でAIと接点がないからどうやってキャリアを作ればいいのかわからない。今からIT企業に転職なんて無理だし…

という人のための、AIに関わる仕事をするためのキャリアデザインが書かれている本。

 

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 AI人材を目指す場合、

1.データサイエンティストなどに転身する道

2.今いる場所(今の会社の所属部署)においていかにAIを活用するかを考える道

上記の2つがあり、技術者でない人には2がおすすめだそう。

2のような今の職場や業種でAIを活用してキャリアアップする人材のことを、本では「AIシナジスト」と呼んでいます。

 

AIシナジストに求められる素養は、営業✕AIや人事✕AIのように、自分のドメインナレッジ(=強み)とAIを掛け合わせて考えること。そして、自分の会社とAI開発会社をつなぐポジションに就けるようにしていく。それがAI人材としてキャリアアップする道だそうです。

 

たしかに、業務改善でAIやシステムなどを導入するときって、現場のことをわかっていて、なおかつ導入に協力的な人が必要なんですよね。

システムを導入する仕事をしていたときに痛感しましたが、現場の人が、 「現状に不満はあるけれど、不満を言語化できないし、どう変えればいいかもわからない。新しいことを覚えるのもイヤ」 という状態だと何も進まないのです…

こういう人ってすごく多いので、その気になればAIシナジストのポジションって、あっさり取れそうな気がします。

AIの知識が不足していても、協力的ということだけで開発会社の人には頼ってもらえそうですし、そうなれば社内でも「あの人に任せよう」となるはず。

 

と思っていたところ、この本でも、

最初からAIについて詳しい必要はない。それよりも大事なことは以下の点である。

①担当している仕事としっかり向き合い、課題や改善点などがどこにあるかを考える

②それと同時にAIに対する知識はできるだけ吸収していき、他社の利用例などについても情報収集を進める

③多くの場合外部のAI開発会社とのプロジェクトになるため、外部連携やプロジェクト推進の行いかた、評価の仕方を知っておく

と書かれていました。

これならAIと接点がなかった人でも目指せそうな気がしてきますよね。

 

他にも、IT企業で働いている技術者に向けた、データサイエンティストやAIビジネスデザイナーになるための話も書かれているし、実際にAIプロジェクトを立ち上げた経理マンの実例なども載っています。

 

「自分の仕事がそのうちなくなるかも」と漠然と不安に思っている人にオススメしたい一冊です。

 

“経験ゼロ”から始める AI時代の新キャリアデザイン [ 石角 友愛 ]