『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』
瞑想はいい、という話をよく聞きますが、雑念だらけの私は何も考えないとかムリなんですけど、どうすればいいの?と思って読んだ本。
マインドフルネスとは、そこにいるということです。ほかのことに気をとられたり、上の空で考え込んだりせず、「今この瞬間」に目の前で起こっていることをそのまま体験することです。
瞑想とは、ただマインドフルネスを実践するために最適なコンディションをつくりだすテクニックにすぎません。
「からっぽ」は表面的な感情に左右されません。たとえ悲しみや怒りの中にあっても、喜び笑っている時と同じようにはっきりと感じられるものです。本質的には、どんな思考が渦まいていても、どんな感情を抱えていても「平気でいられる」ということです。
この定義からして、知りませんでした。
実際に瞑想をやってみるとそううまくはいかないんですが、この本に書いてあった「ただ思念が通り過ぎるのを見ているというイメージ」は、わかりやすいなと思いました。
思念を車に例えているんですが、「思考を止めようとするのは、往来の激しい道路で車のあいだを走って行き、往来をコントロールしようとするのに等しく、危険。ラッシュアワーの渋滞時も、真夜中の車の通りが少ないときも、道端に座って行き交う車をただ見ていることに慣れろ。」だそうです。
とりあえず、何も考えないというのとはちょっと違うことがわかったのは収穫。
頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる [ アンディ・プディコム ]
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