『もし世の中から面倒な人がひとりもいなくなったとしたら』
そんなの最高じゃあないか!
と思って読みましたが、これ、役に立ちそう!
基本編として「面倒な人問題を解決に導く7つのステップ」が。そして応用編として、下記のキャラクター別の対処法が書かれています。
- 「時間や行動の自由を奪うタイプ」の面倒な人
- 「自尊心やプライバシーを侵害してくるタイプ」の面倒な人
- 「罪悪感なき同情や賞賛を強要してくるタイプ」の面倒な人
きっとみなさんもこれを読んで、「あいつへの対処法が書いてありそう」と、誰かを思い浮かべたのではないでしょうか。
では、人はどんなときにマイナスの感情が生まれるのか?(中略) それは、「自分が望んでいないことや予期していないことが起こったとき」です。
相手がこちらの“面倒くさいスイッチ”を押してくるから、嫌悪や焦燥といったマイナスの感情が生まれてしまう。ならば、そのスイッチを押させない対策、押されたときに感情をセーブする対策を、あらかじめ講じておけばOK。
面倒な人(全45キャラ)の対処法が書かれているので、みなさんが思い浮かべたあの人への対策ができるのではないかと思います。
- 見通しが甘い人の多くは、ミスをしても精神的なダメージをあまり受けない
- 約束を守らない人は、約束を約束と思わず、その責任に対する自覚も無い
と精神科医の著者に言われると説得力があって、「薄々そんな気はしてたけど、本当にそういう人っているんだ」と、びっくりします。私が被害者意識で「あの人、責任感がない」って思い込んでるだけなのかな、って思ってたけど、本当に気にしてなかったんだ、あの人たち…
対処法はもちろんのこと、「こういう人もいるんだ」と認識できるだけでも、ちょっと気持ちがラクになるかもしれません。
周りに面倒な人がいる方にオススメしたい本です。
たぶん全人類が該当すると思うけど。
もし世の中から面倒な人がひとりもいなくなったとしたら 面倒な人・苦手な人のトリセツ [ メンタルドクターSidow ]
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