『200年先の星読み STAR INNOVATION』
去年の今ごろ、「土の時代が終わって風の時代がスタートする」って、すごく言われてたじゃないですか?
でも、「風の時代は組織や会社よりも個人。独立したり個人で仕事をする時代になるぞ。個性的に生きよう。情報や人脈を大事にしよう」みたいに、起業や独立、フリーランス推しをされても…できない人はどうすればいいの?って思った人も多そう。
かくいう私も個人事業をやってみて、自己アピールとか人脈を作るとか、自分で仕事を取るということがすごく大変だし好きじゃないというのを痛感したので、「風の時代って、就職活動で自己PRが苦手だったタイプの人にとっては、すごく大変な時代じゃない?」って思っている一人です。
そんな風に、風の時代にプレッシャーを感じている人たちのための本がこれ。
時代の先駆者たちは次の時代のエッセンスをうまく取り入れている、ということから、「風の時代に風の時代を取り入れるだけではなく、その次の水の時代のエッセンスも取り入れてみよう」と提案しています。
水の時代のエッセンスは、安心感、信頼感、見えないところでの繋がり、一体感。
自分さえよければいいではなく、他の人が辛いと自分も辛いみたいな感覚とか、他者へ寄り添うとか、そういったことだそう。
で、そのエッセンスを各星座ごとにどう使っていけばいいのかも書かれているのですか、この本の伝え方、私はすごくしっくりときました。
私は双子座なんですが、
あなたにとっての人間関係は【乗客】
長く付き合う人、その場限りの人、いろいろな関係性の人がいます。 これからは関係がその場限りとなってしまったからといって、がっかりする必要はありません。長く付き合うことが良いこと、そんな画一化された価値観も風の時代とともに薄れていくでしょう。(中略)
ですから、相手との関係性にこだわらず、たくさんの人と安心して軽やかにコミュニケーションを取りましょう。
私と同じタイプの人は「これ、わかる」って思うんじゃないかなぁ。
占いって、当たっているかどうかだけじゃなく、そういう見方もあるんだ、という視点と、その伝え方が好きで読んでしまうんですよね。
風の時代はこうだって言われているけど鵜呑みにしなくていいよ、と、この本自体が水の時代を先取りして読者に寄り添ってくれているので、個の時代と言われていることに対してもやもやしている人に読んでほしい本です。
200年先の星読み STAR INNOVATION [ やなか えつこ ]
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