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今読むしかない、未知のウイルスによる災厄を描いたSF小説『復活の日』

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復活の日

 

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ご存じの方も多いと思いますが、1964年に書かれた小松左京さんのSF小説。 

未知のウィルスにより、南極にいた人たち以外の人類が絶滅する話です。…預言者か!?

 

ウイルスがあっという間に広がっていく描写はゾッとするし、「たかが風邪」、「たかがインフルエンザ」と言っている間に取り返しがつかなくなってしまうところがもう…

映画化もされているらしいので、政府はコロナ対策の諸々の要請をするよりも、いっそこの映画をテレビで流した方がみんな本気を出すんじゃないかというストーリーです。

(恐怖を煽ってしまってかえって悪い方へ行きかねないから、テレビでは放送できないかもしれないですけど。)

 

ウイルスが広がっていくくだりも恐ろしいけれど、その後、残された南極の人たちに降りかかる災いもとんでもないものだし、ラストがまた皮肉としか言いようがないもの。

 

人間という生き物のバカさ加減を思い知らされつつ、プログラミングや英語の勉強もいいけど、人間にとって真に必要なのは倫理や哲学の勉強のほうかも、と思わされました。

 

それにしても、このタイミングでこの小説の電子書籍を割引販売するなんて商売上手だなー。
どんなラストなのか気になって買うに決まってるじゃないですか。笑

 

復活の日 (角川文庫)

復活の日〔新版〕